コンサルを検討して依頼する人ってどんな人?

東京都世田谷区で飲食店の開業、経営のサポートをさせていただいております、(株)ヒューリンクです。

本日は経営のコンサルを検討されている飲食店様でよく気にされているコンサルってどんな人が依頼するのかについてお伝えしたいと思います。

もちろん相談内容は店舗様それぞれ違いますが、今回はその中でも傾向的に多い内容を基準にお伝えいたします。

   相談をしようと思うきっかけ

大きな括りで申し上げますと、現状の経営状態に満足されていない方がほとんどです。

その中でも経営状態が苦しくなって藁にもすがる思いでご相談いただく方が1番多いです。

また、最近増えているのはご自身では特に問題ないと思っているが他者の意見を聞きたいという方です。これはコロナの影響で漠然と不安になられるオーナー様が増えたことや飲食店のコンサルという業態が浸透してきた結果でしょう。

この他者の意見を聞きたいというオーナー様が増えているのは当社としてもとてもありがたい傾向なのです。その理由は後述いたしますが、我々はこういうご相談を気軽にしていただけるように努力してまいります。

   なぜ、早めの相談がいいのか

お客様が減ってきている、前年よりだいぶ売上が下がってしまった、近隣に同業態ができたなど店舗運営していると気になることは大なり小なりあるものです。

しかし気になることが起こるたびに「コンサルに相談しよう」となる方は稀有です。

前項の通りどうにもならなくなってからのご相談でも当社では全力で閉店を避けるようにサポートさせていただきますが、100%ご希望に添えるかと言われればそうではございません。

どんな名医でも進行しきってしまった病気を治すことができないように、店舗にも既に手をつけられない状態というものがあります。

そうならないためにも小さな問題を無視せず、ご自身で対策を考える時間や労力を捻出することが難しいと思ったら軽い気持ちで相談してみるのが良いでしょう。なぜなら早い段階での対処と傾いてしまってからの対処では打てる対策が圧倒的に早い段階の方が多いためです。対策が多いということは当然ご希望に沿った結果を出せる確率も上がります。

恐らく頭では分かっていても目の前の仕事に追われていらっしゃる方がほとんどなのでしょう。

ご相談者様が仰っていた中で印象的だったのは「大変だ大変だと日々言っていたら本当にどうしようもない状態まで自然に受け入れてしまっていた。」そうです。

ネガティブな言葉を発するのはよくないというのをそれまでは漠然と頭にありませんでしたが本当にこのようになってしまう危険があるのだと認識しました。

逆に日々ポジティブな言葉を発して、その発言通りに行かなくなったら相談するという流れができれば良いですね。

   相談されるがご依頼に至らないケース

せっかくご相談いただいてもご依頼に至らないケースもございます。

前項のように当社ではすでに手の施しようのない店舗状態である場合もございます。

それ以外では、コンサルを「お金を払えば売上を上げてくれる会社」と思ってご相談いただくケースです。

もちろんお金をいただく以上ご依頼の店舗を今よりも良い店舗にするお手伝いはさせていただくのですが、これはご依頼主様と二人三脚で頑張った成果なのです。

例えば定食屋様のご依頼でメニュー開発をしましょうとなった場合、ターゲットを学生に設定してボリュームがありパンチの効いた味付けの商品を作りましょうと提案をさせていただいたとします。ここから先は店主様と力を合わせて開発をしていきます。

丼ものにするのか、定食にするのか、麺類にするのか、何グラムにしようか、価格の設定をどうするかなどお互いに擦り合わせて作り上げていくのです。

これを「お金を払うのだからこちらのコンセプトに合わせてメニュー開発してレシピだけ欲しい」というご依頼となると難しいのです。なぜならレシピをお渡しするのは構いませんが、その商品を使っていただいてもお店に変化が起こることはほぼないからです。

飲食店経営者様の中には美味しい商品を提供すれば、お客様の気を引ける商品を開発できれば店舗は成功すると思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。しかし、美味しい商品を並べても売り方が悪ければお客様が来店しない店がほとんどです。お客様の気を引ける新商品を開発してもその商品の寿命は1ヶ月も持ちません。そうではない店舗も確かにありますが、そういった店舗はほんの一握りです。自分が目にしていたり行った事のある飲食店の店舗数とその中で間違いなく美味しくて繁盛している店舗の割合はどうなっているかを考えていただくとわかりやすいと思います。

お金を払う代わりにメニュー開発や集客をすべて担ってほしいといった要望はとても難しく、当社としてはそのようなご依頼の場合フランチャイズをお勧めさせていただいております

フランチャイズはまさに上記のような要望を満たすシステムです。加盟金やロイヤリティといったお金を支払う代わりにネームバリューのある看板を使い、固定ファンのいる味付けのメニューがあり、定期的な新商品や季節のメニューなどの開発に加え広告活動もしてくれます。

当社では有望なフランチャイズのご紹介もさせていただいておりますが、看板はご自身のもので中身はお任せがいいというお客様の場合ですとご依頼に至らないケースが少なからずございます。

   ご自身に合うコンサルを見つけることは店舗にとって武器になる

店舗を運営していく中で必要となる能力は大きく4つあります。

・調理  ・サービス  ・経営  ・会計

この全ての能力を持っていらっしゃる方は少ないです。また、もし備えていても全てを担いつつ店舗を運営するとなるととても難しいでしょう。

1年で30%、3年で50%が潰れると言われる飲食業で当社は「潰れない店舗づくり」をモットーにお客様に寄り添っております。

コンサルなんて怪しいと言われていた時期もありましたが、昨今こういった会社が増えてきたことで認知されてきました。しかしまだまだ躊躇される店舗様が多いのが現状です。

コンサルといっても料金からその提供サービス内容まで様々ありますが、まずはどこでも気軽に相談をしてみることをお勧めいたします。無料相談をしているところもあるので費用をかけたくない方はそれでもいいと思います。ご自身が気にされている店舗の問題点と他者にアウトプットして伝えることが大切なのです。

依頼先をどこにするのか選ぶのはあくまでお客様自身ですから、話しやすく相談時の対応が良かったとか、料金が安かったので試しにとか、有名だからとか、お好きな基準でいいと思います。

今問題が起こっていなかったとしても今より店舗を良くするためには一人より二人、二人より三人で考える方が良いのは明白です。費用はかかりますが、そこで得たノウハウや情報を店舗の売上に変換することは投資として間違ったものではありません。

お客様が行きつけのお店を探すように店舗様も気軽に相談できるコンサルを見つけるということはとても大切なことですのでこれをきっかけに当社でなくても相談してみようと思っていただけたら、また店舗の運営が良い軌道に乗ったら幸いです。

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